近代化産業遺産 炭坑施設 その10 [廃墟 近代化遺産]
↑かつて二百数十メートル下の地下世界に続いていた坑口。今はすぐそこまで水が溜まっている。
残念ながら、昨年から一般公開に向けて耐震化や安全性確保の為の工事が入り、
これらの貴重な「当時の現場の景色」は二度と見られなくなってしまったようです。
シンボルでもあった巨大な高櫓もペンキで真新しく塗り替えられていました。
こういった文化財は出来る限り外観には手を加えず、ありのままを後世に残して行く事が
大事なのであり、観光客を意識してか余計なお化粧を加えるなど本末転倒。
まして目標としている世界遺産登録などとても無理な話だと思うのです。